SAPジャパンと大日本印刷,mySAP SRMのコンテンツ分野で提携
【国内記事】 | 2002.2.26 |
SAPジャパンと米SAPマーケッツ,大日本印刷の3社は2月26日,国内でmySAP SRM(サプライヤー関係管理)ソリューションを展開するに当たり,電子カタログコンテンツ分野で提携することを発表した。SAPマーケッツのOCC(Open Commerce Community)パートナー契約を締結した日本企業は,大日本印刷が初めて。
左から,塚越秀吉氏(SRMビジネスディベロップメントディレクター,SAPジャパン),奥居賢一氏(ディレクター,SAPマーケッツ),遠藤玄声氏(e-エンタープライズビジネスグループ副社長,SAPジャパン),清水孝夫氏(商印第1営業本部長,大日本印刷),長丁光則氏 |
OCCパートナープログラムは,SAPマーケッツが提供するパブリックe-マーケットプレイスおよびプライベートエクスチェンジを利用して調達業務を行う顧客企業に,電子カタログコンテンツ構築支援やコンサルティングサービスを提供する企業を対象とする。
今回の提携で大日本印刷は,mySAP SRMソリューションを導入した顧客だけでなく,それら企業と取り引きのあるサプライヤーに対しても,同様のコンテンツ制作・配信・管理サービスを提供することになる。
一方で大日本印刷は,i2テクノロジーズ・ジャパンとも協業し,同社の顧客にもコンテンツソリューションを提供している。また,社内でも一部でi2のe-プロキュアメント製品をパイロット稼動させているという。
同社の商印事業部でEソリューション営業開発部長を務める長丁光則氏は,「i2とは“協業”で,SAPとは“提携”」と話す。
「われわれはコンテンツ屋さん。どちらにもソリューションを提供できるのは事実だが,今回の提携でSAP仕様をサポートする。そのため,mySAP SRM向けコンテンツの制作期間の方が確実に短くなるだろう」(同氏)
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[井津元由比古 ,ITmedia]