マイクロソフトとインテル,次世代モーバイル端末向けプラットフォームの最適化で協力

【国内記事】2002.2.28

 米マイクロソフトと米インテルは,「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)2002 Spring」で,インテル パーソナルインターネット・クライアント・アーキテクチャ(インテルPCA)をサポートし,インテルXScaleマイクロアーキテクチャに基づくPXA250/PXA210アプリケーションプロセッサに,マイクロソフトのWindows CE .Netを最適化することで協力すると発表した。

 インテルPCAは,インテルが提唱するオープンアーキテクチャー。音声通信とインターネットアクセス機能を統合するワイヤレス携帯通信端末を設計するために,開発指針を提示するものだ。

 今回の協力関係により,ハードウェアおよびソフトウェア開発者は,バッテリー駆動時間がより長く,最新のブラウザ,マルチメディアおよびワイヤレス機能を持つモーバイル端末を開発できるようになるという。

 これらのモーバイル端末には,PDAやスマートフォン,ハンドヘルドデータ端末,Webパッド,「Mira」クラスのスマート・ディスプレイなどが含まれる。

 サイバーバンク,日立製作所,インパクトラ,インターメック,サムスン,シンボルなどの企業が,すでにWindows CE .NetとPXA250アプリケーションプロセッサを採用した機器の開発を開始しているという。

 なお,Windows CE .Netには,ソフトウェア開発キットの一部として,インテルPCAをサポートするインテルPXA250アプリケーションプロセッサ,PXA210およびDBPXA250開発システム向けに最適化されたコンパイラ,カーネルおよびボードサポートパッケージが含まれるようになる。

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[ ITmedia]