米BEA,開発者支援プログラム「BEA dev2dev」を開設

【国内記事】2002.2.28

 米BEAシステムズは2月25日,サンディエゴコンベンションセンターで開催された「BEA eWorld 2002」カンファレンスにおいて,「BEA WebLogic Enterprise Platform」上でアプリケーション構築を行う開発者を支援する包括的な開発者プログラム「BEA dev2dev」を開設することを発表した。

 BEA dev2devは,新しい開発者向けポータルや教育とトレーニングの統合パッケージ,各種ツール,サポートおよび技術的な知識や経験などを,あらゆるレベルの開発者に向けたて提供するコミュニティープログラム。同プログラムは,世界中の何百万もの開発者が,企業アプリケーションを構築し,拡張および統合するのための基盤となる最も重要なBEAの戦略の1つという。

 具体的には,同じくBEA eWorld 2002で発表されたWebサービスモデリング環境である「BEA WebLogic Workshop」のベータ版のダウンロードやECperfによるベンチマークレポート,そのほか3月に開催される「JavaOne 2002」などの情報が提供されている。

 BEA dev2devに登録手続きすることで,BEAのソリューションを利用する開発者は,以下サービスを利用することが可能になる。

BEA dev2dev Online:統合化された開発者向けポータルで,コードサンプル,BEAのエンジニアおよびエキスパートによって書かれた技術レポート,FAQ,ディスカッションフォーラムおよびニュースグループなどを提供する。利用者は,経験やレベルに基づいて,サイト上のコンテンツを自由にカスタマイズすることができる。

BEA dev2dev Dispatch:最新の製品情報やBEAのエキスパートおよび開発者コミュニティーメンバーによる情報提供,開発者およびパートナー向けニュース,トレーニングとセミナーの最新情報などを提供する開発者向けニュースレター。

BEA dev2dev User Group Program:開発情報やリソース,各種ソフトウェア,トレーニング,書籍,などの情報を提供。

BEA dev2devイ EventBEA eWorldをはじめ,開発者セミナーやそのほかの教育セミナーなど,さまざまなセミナー情報を提供。

BEA dev2dev University Program:BEAプラットフォーム技術を利用する大学の電子計算機科学,エンジニアリングおよび情報システムコースなどに対し,フリーソフト,支援,トレーニング割引などを提供する。

Access to Expert Third-party Publications:シス・コン・メディアから提供される「WebLogic Developer's Journal」の技術的な特集記事や製品記事およびBEA開発者コミュニティーに寄稿された記事などが提供される。そのほかにも,マグロウヒル,オライリー,プリエンティスホール,ジョン・ワイリー・アンド・サンズなどから,新しい書籍が2002年の終わりに発刊される予定。

BEA dev2dev Subscription Service:2002年後半より提供される予定のBEAの技術を利用したソリューション構築を容易にするアプリケーションおよびソフトウェア開発キット,パッチ,技術サポートおよび最新のツールなどのソフトウェア予約サービス機能を備えたBEA dev2devサービス。

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