米BEA,IBMメインフレームをサポートした「BEA WebLogic Server」を提供開始

【海外記事】2002.3.01

 米BEAシステムズは2月25日,カリフォルニア州サンディエゴで開催されている「BEA eWorld 2002」カンファレンスにおいて,IBMのメインフレーム製品である「IBM S/390」および「IBM eServer zSeries」に対応した「BEA WebLogic Server」の提供を開始したことを明らかにした。

 この発表によりBEAおよびIBMの共通の顧客は,J2EEに準拠したBEA WebLogic Serverと信頼性の高いIBMのデータセンターシステムの組み合わせにより,世界規模のe-ビジネス企業ソリューションを,今すぐ実現することが可能になる。

 IBMメインフレーム用のBEA WebLogic Serverは,メインフレーム上でJavaベースのアプリケーション構築を望んでいる顧客に対し,最適なソリューションを提供するという。100% Pure Javaをサポートした同製品により,UNIXおよびWindows NTサーバ上で開発された既存のWebLogicアプリケーションを一切変更することなくIBMメインフレーム上で展開することが可能になる。

 また,UNIXおよびWindows NTプラットフォーム上でアプリケーションを開発し,メインフレーム上に展開することができる柔軟性により,企業はベンダーの囲い込みからビジネスを保護できるだけでなく,アプリケーション開発およびテストのためのコストを大幅に削減することができるという。

 OS/390またはLinuxのいずれかで稼動するIBMメインフレーム用のBEA WebLogic Serverは,既にBEAのWebサイトからダウンロードすることができる。

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▼BEAシステムズ

[山下竜大 ,ITmedia]