テンアートニ,PHP統合開発環境「Zend Studio 2.0日本語版」を発表
【国内記事】 | 2002.3.04 |
テンアートニは3月4日,Webシステムに特化したスクリプト言語であるPHPによるアプリケーション開発を効率化する統合開発環境「Zend Studio 2.0日本語版」の販売を開始した。出荷の開始は3月下旬を予定。
Zend Studio 2.0日本語版は,イスラエルのゼンド・テクノロジーズが開発し,総代理店であるテンアートニが日本で販売するソフトウェア製品。アプリケーション開発に必要な,コーディング支援機能,デバッグ機能,プロジェクト管理機能などをパッケージ化したPHP向けの統合開発環境として提供される。
最新バージョンでは,クライアント/サーバ構成が必要だったPHPコードのデバッグをクライアント単体でも実行できるようにしたほか,HTMLとPHPコードの補完機能,GUIの改善,サーバ設定ツールの追加,ヘルプ機能の強化,ほかのZendソリューションとの連携機能など,統合開発環境として数多くの機能が強化されている。
今回,テンアートニが日本語版としてローカライズを行い,メニューやヘルプの日本語化に加え,日本語文字コードへの対応も行っている。日本版ではさらに,すぐに利用できるオープンソースのPHPアプリケーションも収録している。
クライアントプラットフォームは,Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP,Linux,Mac OS X(英語版ベータ,サポート無し)に,サーバプラットフォームは,Windows 98/NT 4.0/2000/XP,Linux,Solaris 2.xに対応。価格は4万5000円で,年間1000本の販売を見込んでいる。
なお,テンアートニでは,日経BPラーニングの主催で2002年3月27日に開催される無償セミナ「Webプログラミング言語PHPはどの程度使えるのか」を協賛。同セミナでは,ゼンドのCTO(技術最高責任者)でPHP開発の中心的メンバーであるジーブ・スラスキ氏の記念講演が行われる予定。詳細は,同イベントのWebサイトで紹介されている。
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IMP(Webメールシステム) 協力:トラストビー phpGroupWare(グループウェア) PHP-Nuke(ニュースサイト構築システム) The Exchange Project(ECサイト構築システム) |
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