日本デジタル配信,CATV事業者向けのLAN型接続サービスを提供

【国内記事】2002.3.20

 日本デジタル配信(JDS)は3月19日より,同社が1都5県,総延長約600kmに渡って敷設している光ファイババックボーンを利用した,イーサネットを利用したLAN型接続サービス,「JDSバックボーンサービス」の提供を開始した。

 同社はこれまで,首都圏のCATV事業者向けに,BSデジタル放送の配信サービスを提供してきた。今回のバックボーンサービスも,インターネット接続サービスを提供しているCATV事業者が主なターゲットだ。

 JDSバックボーンサービスでは,JDSがWDMリングで構築した高速バックボーンに,イーサネットで接続するもの。このバックボーンはIXなどとも直結されており,CATV事業者が独自にバックボーンを構築する必要がなくなる。接続インタフェースはファストイーサネットで,サービス品目は6Mbpsから1Mbps刻みで提供される。なお,CATV局とJDSのバックボーン間の回線はVLANで区切り,セキュリティと品質を維持する仕組みだ。

 同社は今後,このサービスを基盤として,ブロードバンド向けコンテンツの配信サービスやVoIPサービスなどを展開する計画である。

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