デル,ブレードサーバなど新製品を発表

【国内記事】2002.4.04

 デルコンピュータは4月3日,1台分のスペースに最大6台のサーバを格納できるモジュラーシステムなど,サーバ新製品を発表した。

 発表した「PowerEdge 1655MC」は,同社が開発したブレードサーバ。1つのエンクロージャーに,Pentium IIIを2個搭載できるサーバを最大6台まで格納できる。

 PowerEdge 1655MCは同社初のモジュラーサーバとなり,搭載密度を飛躍的に向上させる設計となっている。サーバ統合やシンクライアント,クラスタリングにおけるサーバ管理を効率的に行えるようになるとしている。

 またこの日同社は,データベースでのオンライントランザクションなど,高い処理能力が要求されるアプリケーション向けに,Xeon MPを搭載した「PowerEdge 6600」(タワー型),「PowerEdge 6650」(ラックマウント型)を発売することを併せて明らかにしている。可用性や拡張性,大容量データストレージの内蔵など,企業のデータセンターに必要な機能を実装しており,デルのフラッグシップとなるエンタープライズサーバ製品になるという。

 PowerEdge 6600と6650は,米国で5月に販売開始となる。最少構成価格はそれぞれ5499ドル,5199ドルの予定。PowerEdge 1655MCは,第3四半期中に順次販売を開始する予定となっている。サポートOSはいずれも,Windows 2000 Server,2000 Advanced Server,Red Hat Linuxとなっている。

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[ ITmedia]