オリックスが与信・売掛債権回収業務をBEAの「WebLogic Server」とWebサービスで実現

【国内記事】2002.4.04

 日本BEAシステムズは4月4日,オリックスが同社の与信・売掛債権回収業務「ORIX ECサービス」の構築に,BEAのJ2EEアプリケーションサーバ製品である「BEA WebLogic Server」を基盤としたWebサービス技術を採用したことを発表した。

 ORIX-ECサービスは,オリックスが提供する法人および個人事業主向けの無料会員制インターネット決済サービス。2001年のサービス開始以来,提携サイト9社,約4万5000社の会員企業が参加している。提携企業には,文房具をはじめ,PC/周辺機器を含むオフィス関連用品,チケットレス国内線航空券,レンタカーなど,インターネット販売を行うECサイトが含まれている。

 同システムでBEA WebLogic Serverを基盤としたWebサービスを採用した理由をオリックスでは,提携各社のECサイトとオリックスのやり取りには,リアルタイムな与信情報のレスポンスが必須であり,JavaやCOMなどの異なるプラットフォーム上に構築されている加盟サプライヤーのシステムと柔軟にアプリケーション連携を実現するためにSOAPによるWebサービスを選択したとしている。

 また,同システム構築を担当したNTTデータでは,WebLogic ServerとSOAPクライアントの相互接続性とパフォーマンスを検証し,実行パフォーマンスが充分に確保できることを確認した。また,セキュリティに関しても慎重に確認する必要があり,信頼性と実績でBEA WebLogic Serverを採用したとしている。

関連リンク

▼日本BEAシステムズ

▼オリックス

[ ITmedia]