モンタビスタ,テレコム市場向けLinuxソリューションを発表

【国内記事】2002.4.09

 米モンタビスタソフトウエアは4月9日,キャリアグレード品質のLinuxディストリビューション「MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1」を発表した。同製品のインテル対応版が2002年第2四半期にリリースされる予定という。

 MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1は,IPネットワーク,音声ネットワーク,光ネットワーク,シグナリングゲートウェイ,VoIPゲートウェイなど,テレコム端末および中継交換機を対象に,テレコム市場のニーズに必要な機能を搭載したLinuxソリューション。

 同製品では,キャリア環境で重要となる,高い信頼性と可用性をLinuxに標準搭載したもの。モンタビスタが推進するオープンソース開発プロジェクトをベースに,より堅牢なカーネルとドライバ,モニタリングとフォールトマネージメントのサービスなどの機能を実現したという。

 モンタビスタでは,キャリアグレードソリューションの提供においては,OSDL Carrier Grade Linuxワーキンググループ(インテル,IBM,HP,シスコ,ノキア,アルカテルが参加)およびService Availability Forum(コンパック,IBM,HP,インテル,ノキア,ラディシス,フォース・コンピュータが参加)などの標準化団体に参加。これらの標準仕様を,Carrier Grade Editionに統合していくという。

 日本市場においても,人員増加により営業体制を強化し,同製品を拡販していく計画。また,OEMメーカーとも協業し,ソリューションとして提供していく予定という。

関連リンク

▼モンタビスタソフトウエアジャパン

[ ITmedia]