Gingerを開発したセグウェイもOracle EBSユーザーだった!
【海外記事】 | 2002.4.09 |
カリフォルニア州サンディエゴで開催中の「Oracle AppsWorld 2002」(OAW 2002)の展示会場は,コンベンションセンターの2つのブースにまたがる広大な面積を誇っている。
9000人が事前登録したという来場者が全員会場に集結しても,それほどの人だかりはできないはずなのだが,あるブースの集客力は凄まじかった。というのも,そこに行けば,名刺を渡すだけで,あの「Ginger」に試乗できたからだ。
OAWにGinger登場! |
ブースを構えた企業は,カリフォルニア州フレモントに本社を置くアップショップ。日本ではなじみがないが,150人の社員を持つASP企業で,Oracle E-Business Suite(Oracle EBS)の開発およびホスティングサービスを手掛るオラクルのサービスパートナーだ。
そのアップショップが,Ginger(これは開発コード名で,正式名称はHuman Transporter:HT)を開発したセグウェイのシステム導入を手掛けた。同社によると,このプロジェクトを成功に導いたことで,OAW 2002のブースで集客力を増強するためにGingerを借りることができたのだという。
ニューハンプシャー州が本拠のセグウェイは,現在150人のスタッフを抱える企業で,Gingerやそれに続く新発明の拡販に向け,来年までに300人体制に増強することを計画している。そのためのビジネス基盤として同社は,Oracle EBS 11i.6を採用。Financials(会計),Human Resources(人事),およびCRMの一部モジュールなどを導入した。
なお,同社は電子商取引用のソフトウェアであるiStoreも導入しており,Gingerが披露された日には,1日当たり500万件のPVがあったという。
Ginger試乗レポートは,ロボット担当N記者,および速報担当K記者の強い希望により,エンタープライズのA編集長に白い目で見られながらも,後日発表させていただきます。
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[井津元由比古 ,ITmedia]