新日鉄ソリューションズと日本オラクル,共同で「RACソリューションセンター」を開設
【国内記事】 | 2002.4.15 |
新日鉄ソリューションズと日本オラクルは4月15日,オープン系のミッションクリティカルな統合基盤ソリューションを共同で評価・検証し,提供していくため,「RACソリューションセンター」を開設することを明らかにした。
ブロードバンドが進展し,情報システムの社会インフラ化が進む中,柔軟な拡張性と可用性を保証するとともに高度な障害対応性を持った基盤システムの構築ニーズが高まってきている。両社は,オープン・ミッション・クリティカルで,かつ大規模な基盤システムのソリューションを提供するため,Oracle9i Real Application Clustersを,サン・マイクロシステムズ,日本ヒューレット・パッカード,日本アイ・ビー・エムといった主要プラットフォーム上で検証・評価する「RACソリューションセンター」を新日鉄ソリューションズ社内に開設した。
Oracle9i RACは,共有ディスク型のクラスタシステムが従来抱えていた,書き込み競合時の性能劣化を解消し,可用性と拡張性を両立させたオラクル最新のクラスタアーキテクチャ。Oracle9i RACは,複数台でのリニアな性能拡張や,既存のアプリケーションがそのまま動作するなどの特徴がある。
RACソリューションセンターでは,Oracle9i RACを最大限に生かすため,新日鉄ソリューションズが扱うさまざまなベンダーの製品を組み合わせ,実際のシステムの利用形態や構成を反映させて検証していくという。
RACソリューションセンターの運営には,日本オラクルはもちろん,サン・マイクロシステムズ,日本ヒューレット・パッカード,日本アイ・ビー・エムの主要ハードウエアベンダー3社が協力するほか,今後協力パートナーを増やしていく計画だ。
関連リンク
[ ITmedia]