ディアイティ,リアルタイム統計機能を搭載した無線LANアナライザを発売

【国内記事】2002.4.19

 ディアイティは4月18日,IEEE 802.11b(Wi-Fi)に対応した無線LAN管理ツール「AiroPeek NX」の販売を開始した。

 AiroPeek NXは,米ワイルドパケッツが開発した無線LANネットワーク向けのアナライザ。昨年リリースされた「AiroPeek」の上位版に当たる製品だ。AiroPeek同様,WEPに対応しており,無線LANを流れるパケットのキャプチャとデコード,ネットワークやチャネルの統計情報が取得できるほか,高度なリアルタイム統計機能が統合されている。

 キャプチャと同時にパケットの解析が可能なほか,ピアツーピアの通信状況やトラフィック状況を,リアルタイムにグラフィック表示できる。この機能により,運用中の無線LANシステムのトラブルシーティングが容易になるのみならず,導入前の調査,ネットワーク設計といった作業を,よりスムーズに進めることができる。

 AiroPeek NXは,Windows XP/2000上で動作し,シスコシステムズの「Aironet 340/350シリーズ」やスリーコムの「AirConnect」,ルーセント/アギアシステムズの「ORiNOCO」といった無線LANカードをサポートする。価格は50万8000円。同社の販売チャネルおよびオンラインショップのditshop.comを通じて販売される。

 なおワイルドパケッツとディアイティは,2002年夏に,802.11a標準に対応したAiroPeek NX/AiroPeekを提供することも明らかにした。この製品は,米プロキシムの「Harmony 802.11a PC Card」に対応したものとなる。価格など詳細は未定だが,AiroPeek NX/AiroPeekのユーザーには,無償でダウンロード提供されるという。

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[ ITmedia]