ノーテルがContivityシリーズを一新
| 【海外記事】 | 2002.5.08 |
米ノーテルネットワークスは5月7日,NetWorld+Interop 2002 LasVegas(N+I 2002 LasVegas)にて,エンタープライズ向けのVPNゲートウェイ製品「Contivity」シリーズの新ラインナップを発表した。
新ContivityシリーズではIPSecによるVPN接続だけでなく,ファイアウォールやゲートウェイ部分でのQoS,帯域制御といった機能を1つのきょう体で提供する。新たな機能が必要になれば,管理者側からキーライセンスを送り込むだけでよい。
同社は,用途に応じて異なる機器を購入する必要はなく,企業にとってコスト効率の良い選択肢だと説明している。また,LAN内で閉じていることの多いVoIPを,安全なVPN経由で品質を維持しながら他の拠点へ拡張することも可能だという。
Contivityシリーズには,中規模〜小規模拠点向けの「Contivity 1010」「同1050」「同1100」と,大規模拠点向けの「Contivity 1700」「同2700」がある。
1010,1050,1100はいずれもコストパフォーマンスを重視した構成で,価格はそれぞれ1000ドル,1300ドル,1500ドル前後。ただ,対応VPNトンネル数もそれなりに限られ,最大で30接続までという。出荷は6月の見込みだ。
一方1700および2700は,VPNトンネルの受け手側としての利用も想定した機器だ。それぞれ500トンネル,1000トンネルまでサポートでき,パフォーマンスも既存機種の1600/2600に比べ2倍に向上しているという。
同社では新Contivityシリーズによって,ミッションクリティカルなデータを,パフォーマンスを犠牲にすることなくやり取りする効率的な方法を企業に提供できるとしている。
関連リンク
NetWorld+Interop LasVegas 2002
[高橋睦美 ,ITmedia]
