| エンタープライズ:トピックス | 2002年5月09日更新 |
IBM developerWorks Live! Keynote:「インテグレーションという“顧客の苦痛”を解決できるのはIBMだけ」とWebSphere担当GM
WebSphereは,J2EE,XML,そしてWebサービスといったオープンスタンダードをベースとするe-ビジネスアプリケーションのためのプラットフォーム。アプリケーション統合やトランザクション制御の機能を備える。IBMによれば,12四半期連続して2桁の売り上げ増を記録しており,ギガ・インフォメーション・グループの最新レポートでは,首位を走っていたBEAシステムズに追いついたという。
「インテグレーションは顧客にとっては頭痛の種であり,逆にIBMやパートナーにとっては大きな市場機会となる」とスウェインソン氏。
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| WebShpereとインテグレーションミドルウェアを統括するスウェインソン氏 |
フロントエンドからバックエンドまで,すべてのビジネスが統合される必要があり,それぞれユーザーインタラクション,ビジネスプロセス統合,アプリケーション間の接続,WebSphere Application Serverによる新しい開発(Build to Integrate),情報統合とさまざまな顧客の要求がある。
しかし,スウェインソン氏は,「これらすべてを解決できるミドルウェアを持つのはIBMだけ」と話す。
しかも,かつてのIBMなら歓迎しただろう労働集約的なインテグレーションコストは,もはや顧客に負担してもらえる時代ではない。短期間,低コストがカギとなる。
「インテグレーションのほとんどは労働集約的な人手による作業。オープンスタンダードをサポートするWebSphereの一連のインテグレーション製品を利用すれば,そのコストは1/2まで削減できる」と話す。
ステージでは,この日発表されたWebSphere Application Serverバージョン5のインテグレーション機能を利用すれば,SAP R/3に対する従業員データの更新が,いかにスムーズにCICSアプリケーションやDB2データベースに反映されるかがデモされた。SAPから更新情報がXMLメッセージとしてJMS(Java Messaging Service)経由でWebSphereに渡り,これがJCA(Java Connector Architecture)やJDBCを介してCICSアプリやDB2と動的に同期が図られるというもの。従業員向けのエンタープライズインフォメーションポータル(EIP)からブラウザベースでSAP R/3に従業員データの更新をかけたり,あるいはパートナーのシステムからWebサービスを介して更新するデモも行われた。
IBMでは,こうした新しいWebSphere Application Serverバージョン5の機能によって,企業はJ2EEベースのアプリケーション,Webサービス,およびレガシーアプリケーションを再利用可能なサービスとしてエクスポーズしておけば,これらを組み合わせることで新しいWebアプリケーションを構築できるとしている。
WebSphere Application Serverバージョン5の正式出荷は,第3四半期の予定。
[浅井英二 ,ITmedia]

