エンタープライズ:トピックス 2002年5月10日更新

米国市場もようやくIPv6に本気に? 米イクシアがテストツールを公開

 NetWorld+Interop 2002 LasVegas(N+I 2002 LasVegas)の展示会で,米イクシアは,IPv6のテストツールを紹介している。

 このテストツールは,IPv6の適合性とパフォーマンスを検査するもので,IPv6/IPv4のデュアルスタックとトンネリングの双方に対応している。検査項目には,Naighbor Discovery ProtocolやAddress Auto Congigrationなどが含まれ,全77項目に渡るという。

 さらに,IPv6のみならず,ICMPv6のほかRIPngやIS-ISなどのルーティングプロトコルにも対応している。同社では今後,BGPへの対応を進めるということだ。

 このIPv6テストツールは,同社のパケットジェネレータ兼アナライザ製品「IxExplorer」に統合されて提供されるという。

 なおN+I 2002 LasVegasでは,目立つ形での展示はなくても,こちらから質問してみるとIPv6への対応を図っていることを明言するベンダーが複数あった。IPv6の開発活動は長らく日本が主導してきたが,それゆえにかえって,米国ベンダー側の対応の遅れが目立つ状態が続いてきた。だが,どうやらその風向きも変わる兆しだ。

関連リンク

▼NetWorld+Interop LasVegas 2002

▼米イクシア

[ITmedia]