エンタープライズ:トピックス 2002年5月21日更新

レッドハット,基幹システム向けLinux「Red Hat Linux Advanced Server」を発表

 レッドハットは5月21日,基幹システム向けLinuxディストリビューション「Red Hat Linux Advanced Server 2.1」の販売を開始したことを発表した。出荷の開始は6月21日を予定している。

 Red Hat Linux Advanced Server 2.1は,高い信頼性や長期にわたるサポートなど,基幹システムで必要とされる機能とソリューションを提供する期間システム向けのもの。大規模環境に最適化され,製品のバージョンアップを定期的に提供,大企業での計画的な採用を支援する。

 また,クラスタ,管理ツールなどを標準装備し,高い信頼性を実現。オラクルやBEAシステムズなどの基幹システム向けソフトウェア製品も順次サポートされるという。

 さらに24時間×365日,Linuxシステムの運用で必要となる主要インターネットアプリケーションやクラスタリング設定などを対象とした商用UNIXと同等のサポートを提供。基幹データベースや大規模電子商取引サイト,ERPなどの基幹システムに,IAサーバによる高いコストパフォーマンスとTCOの削減を実現できるとしている。

 価格は19万8000円。販売開始後1年間で1万システムの販売を見込んでいる。

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[ ITmedia]