エンタープライズ:トピックス 2002年5月22日更新

大和総研とコンパック,401k運営管理機関システムを構築

 大和総研は5月23日,大和証券グループが開始した確定拠出年金制度(日本版401k)の運営管理機関向けの加入者サービスシステムを構築したことを明らかにした。同システムは,401k運営管理機関として既に運営管理業務を行っている大和ペンション・コンサルティング(DPCC)において本格稼動を開始しているという。

 401kの運営管理サービスとして,電話やFAX,電子メールなど多くのチャネルに対応して,顧客との接点をカバーするマルチチャネル・コンタクト・サービスの機能を,国内の金融機関が導入するのは初めてのケースとしている。

DPCC向けに稼動させたシステムは,401kに加入した法人や加入者向けに,Webによる401k商品の詳細情報,投資教育,年金のシミュレーションサービス機能などを提供する。さらに,電話やFAX,電子メールなど,あらゆるチャネルを通じて寄せられる各種の問い合わせやサービスに対し,24時間365日にわたって安定したサービスを提供できるとしている。

 なお,システムインテグレータは大和総研,基幹システムの構築をコンパックした。また,基幹DBサーバおよびWebサーバには,コンパックの「NonStop Himalaya」を採用した。インターネットを通じたウィルス被害の回避や,無停止性能の向上を実現するなど,特に長期的なシステムの安全性,信頼性が要求される年金事業の特性を考慮したシステム構成となっている。

関連リンク

▼大和総研

▼コンパックコンピュータ

[ ITmedia]