エンタープライズ:トピックス 2002年5月27日更新

JALのITプラットフォームがWindowsベースに全面刷新

 マイクロソフトは5月27日,日本航空(JAL)が推進する業務プロセス改革プロジェクト「e-JALプロジェクト」と,新たなワーススタイルを実現する「e-WorkStyleプロジェクト」を展開するために,ITプラットフォームをWindows 2000 Serverベースで構築し,稼動を開始したと発表した。

 JALは経営基盤の強化のため,カンパニー制の導入や分社化などグループ経営の強化を進めてきた。さらにそこにITを取り入れることでスピード経営を実現する考えだ。ITインフラにより社内の情報共有や情報伝達の迅速化を図り,顧客満足の達成につなげていくという。

 e-JALプロジェクトでは,新しいグループ経営の業務プロセスを改革するために,従来ホストコンピュータやUNIX上で実現されていた会計/調達システムをSAP R/3に集約される。全面的にWebインタフェースが採用されることになるという。

 そのプラットフォームとして今回,メインフレームやUNIXとの比較検討を併せた結果,Windows 2000 Advanced ServerとSQL Server 2000 Enterprise Editionが導入されたとしている。

 また,e-WorkStyleは,JALグループ内で働く約4万名を対象にし,情報共有や業務効率改善などを推進するためのITインフラ。Windows 2000 ServerのActive Directory構成で,Exchange 2000 ServerやとSharePoint Portal Server 2001が導入されている。

 電子メールや予定表,会議室予約,ディスカションフォーラムなどの機能がExchange Serverベースに全面刷新されたという。

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