エンタープライズ：トピックス 2002年5月31日更新

カルデラ，コネクティバ，SuSE，ターボリナックスが統一Linux団体「UnitedLinux」を発足

　カルデラ・インターナショナル，コネクティバ，SuSE Linux，ターボリナックスの4社は5月30日，ビジネス向けのグローバルな統一Linuxディストリビューションの共同開発および動作検証を行う新しい団体「UnitedLinux」（ユナイテッドリナックス）を発足した。

　UnitedLinuxは，企業顧客のニーズが高いビジネスに特化した，グローバルで動作確認済みの標準化されたLinuxを4社がUnitedLinuxソフトウェアと呼ぶ統一されたLinuxとして，その中核部分を共同で開発するもの。4社はそれぞれUnitedLinuxに付加価値製品とサービスなどを組み込み製品化。それぞれのブランド名でUnitedLinuxをベースとした製品を販売していく計画という。

　同団体の設立にあたり，AMD，ボーランド，コンピュータ・アソシエイツ，富士通シーメンス，富士通，HP，IBM，インテル，NEC，プログレスソフトウェア，SAPをはじめ，ビジネス市場にITインフラ技術を提供している多くのベンダーが賛同している。

　ハードウェアベンダー（IHV）およびソフトウェアベンダー（ISV）は，それぞれの製品やサービスにおいて，複数のLinuxディストリビューションでの動作検証のためにかなりの経費と時間をかけていた。UnitedLinuxによりIHVやISVが動作検証する必要のあるLinuxディストリビューションの数を大幅に削減することができる。

　UnitedLinuxに賛同する各社のコメントが同団体のWebサイトで紹介されている。

関連リンク

▼カルデラ

▼ターボリナックスジャパン

[ ITmedia]