エンタープライズ:トピックス 2002年6月05日更新

SAPジャパンとジェネシス・ジャパン、先進コンタクトセンター実現に向け協業強化

 SAPジャパンとジェネシス・ジャパンは6月5日、ジェネシス・ジャパンが同日より国内で「Gplus Adapter for SAP CRM」を市場投入し、国内におけるCRM戦略の実現に向けた支援を共同で行っていきます。

 Gplus Adapter for SAP CRMは、SAP CRM3.0とGenesys6を連携させるアダプタ製品。この製品を使うことで、FAXや電子メール、Web画面でのチャットなど、電話以外の手法を含めたコンタクトセンターソリューションとして、顧客に提供できるようになる。

 SAP CRMは、沖電気工業のCTI製品である「CTstage」とも連携できるが、こちらは音声にのみ対応するもので、ジェネシス製品より連携できる範囲が狭い。一方、ジェネシス・ジャパンはSiebel 7用のアダプタ「Gplus Adapter for Siebel 7」も提供しているが、これも音声にのみ対応する。

 業務面では、Genesys6から顧客情報や対応履歴をリアルタイムに引き出し、併用するmySAP CRMから、それに対応するコンタクト履歴が含むサービス内容をはじめ、製品情報、業務別プロファイル、顧客属性などを検索することが可能になる。これらの処理が、一画面で完結できることも特徴だ。

 価格は1席あたり5万2500円より。大規模コールセンターを販売対象として、ジェネシス・ジャパンの販売代理店を通じて販売される。

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[ ITmedia]