エンタープライズ:トピックス 2002年6月11日更新

日本IBM、ビジネスプロセス統合を実現する「IBM CrossWorlds V4.1.1」を発表

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は6月11日、ERPやCRMのパッケージ製品などを基幹システムと連携させて、ビジネスプロセス統合を実現する新しいミドルウェア製品群「IBM CrossWorlds(クロスワールズ)V4.1.1」の出荷を、6月28日より開始することを明らかにした。

  同製品は、IBMが2002年10月に1億2900万ドルで買収したクロスワールズ・ソフトウェアの製品を、IBMの「WebSphere」ファミリーの技術と連携させたもの。ハブ&スポーク型のフレームワーク上で、さまざまなパッケージアプリケーションやレガシーアプリケーションを連携するEAI統合機能だけでなく、業種・業態別のビジネスプロセス統合を実現するテンプレート機能も提供される。

 製品コンポーネントとしては、インテグレーションの基盤となるハブ機能を提供する「IBM CrossWorlds InterChange Server」をはじめ、ハブ機能に各種アプリケーションを連携する豊富なコネクター機能を提供する「IBM CrossWorldsコネクター群」、バーチカル市場向けのビジネスプロセス統合を定義するテンプレートで構成される「IBM CrossWorldsコラボレーション群」などで構成される。

IBM CrossWorldsでは、統合したいアプリケーションの項目をGUIでつなぐだけでマッピングできる。デモでは、シーベル(左)とSAP R/3のマッピングが紹介された

 IBM CrossWorlds V4.1.1を利用することで、各種パッケージアプリケーションを豊富なコネクターの活用により最小のプログラミングにより短期間に統合できるだけでなく、業種別に標準化されたプロセステンプレートを利用したプロセス統合が可能。これにより日本IBMでは、ポイント・ツー・ポイントのシステム統合に比べ、50%のTCO(総保有コスト)削減を実現したいとしている。

 プラットフォームは、Windows NT/2000、AIX、Solarisをサポート。IBM、Lotus、Tivoli のソフトウェアのボリュームディスカウント「パスポートアドバンテージ」レベルAを適用した場合のライセンス価格は、2バリュー・ユニット分の「IBM CrossWorlds INTERCHANGE SERVER PER VALUE UNIT」が2320万3200円より、1同時使用ユーザー分の「IBM CrossWorlds FULL TOOLSET PER USER」が527万3500円よりとなる。

 また、同製品を活用したソリューションを国内で早期に展開することを目的に、デロイトトーマツコンサルティング、シーアイエス、ジェンシスコンサルティングなどのコンサルティング企業や、CSK、ジェー・アイ・イー・シー(JIEC)、日立ソフトウェアエンジニアリング、コベルコシステムなどのSI企業と協業。コンサルティングサービスやシステム構築を推進していく計画という。

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[山下竜大 ,ITmedia]