エンタープライズ:トピックス 2002年6月25日更新

BEAとHPが協力関係を拡大、企業向け統合ソリューションを共同で提供

 米BEAシステムズとヒューレット・パッカードは6月24日、両社の協力関係を拡大し両社製品を統合したソリューションを市場に展開していくことを発表した。同発表は、BEAがフランス・パリで開催している「BEA eWorld Europe 2002」カンファレンスにおいて明らかにされたもの。

 この発表により両社は、HPのhp-uxをはじめ、OpenVMS、NonStop Kernel(NSK)、Tru64 Unix、Windows 2000/NT、Linux、またItaniumプロセッサを搭載したすべてのハードウェアプラットフォーム上に、BEAのソフトウェアを搭載し、サービスも含めたトータルなソリューションとして市場に投入する。

 hp-uxはBEAにとって、Itaniumプロセッサファミリー上でサポートされる最初のエンタープライズクラスのUNIX環境になるという。HPはまた、BEAのJVM環境である「BEA WebLogic JRockit」を評価しており、同社のすべてのインテルサーバ製品上でJRockitを最適化する計画という

 さらに発表の1部として、HPは、同社のシステム管理ソリューションである「HP OpenView」を利用したサービス管理を目的としたBEAとの戦略的な提携も含まれている。

 なお日本BEAでは、日本国内における体制について、現在日本HPと協議中としている。

関連リンク

▼日本BEAシステムズ

▼日本ヒューレット・パッカード

[ ITmedia]