エンタープライズ:トピックス | 2002年6月28日更新 |
802.11a/b/g、そして開放される5GHz帯に対応したアセロスの新チップセット
アセロス・コミュニケーション(アセロス)は6月27日無線LANチップセットの新製品「AR5001J」を発表した。
AR5001Jチップセットの特徴は、現在広く市場に普及しているIEEE802.11bと、徐々に登場してきた同802.11aをサポートするだけでなく、まだドラフト段階にある802.11gへも対応していることだ。
対応する周波数帯は2.4GHzおよび5GHz帯だが、特に後者については、従来より利用可能だった5.150〜5.250GHzだけでなく、総務省によって開放が予定されている4.900〜5.0GHzおよび5.030〜5.090GHzにも対応。これにより、屋外での5GHz帯利用もカバーすることになる。
さらに、WEP、TKIPといった暗号化機能に加え、802.1xによる認証、AESをベースとしたセキュリティ機能が盛り込まれるほか、VPNやVLANもサポートするという。
アセロスでは既に、AR5001Jチップセットのサンプル出荷を開始しており、電波法関連の承認が得られ次第、正式な製品出荷を開始する予定だ。
同社はまた、IEEE802.11a/b/gに対応した無線LANリファレンス・デザインがTELEC(テレコム・エンジニアリングセンター)による承認を得たことも発表している。
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[ITmedia]