エンタープライズ:ニュース 2002/07/03 13:35:00 更新


計375社が出展、N+I 2002 Tokyoの展示会が開幕

NetWorld+Interop 2002 Tokyoの展示会場がオープンした。今年の参加者数は375社。展示会は、幕張メッセの全フロアを利用する大規模なもので、国際会議場では並行して各種カンファレンスが行われる。

 7月3日、NetWorld+Interop 2002 Tokyo(N+I 2002 Tokyo)の展示会がスタートした。今年の参加者数は375社。幕張メッセの全フロアが用いられるほか、国際会議場では並行して各種カンファレンスが行われる。

 展示会初日の3日には、関係者を招いてのテープカットが執り行われた。この中で挨拶にたった高橋徹氏(NetWorld+Interop 2002 日本/アジア・プログラム委員会、日本インターネット協会副理事長)は、「大樹から育つインターネット新時代」というN+I 2002 Tokyoのテーマに触れながら、次のように話している。

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「昨日発表されたインターネット白書や総務省の発表を見ても、インターネットはもはや当たり前のものとなった。次のステップはブロードバンドだ。世界に先駆けてブロードバンドが普及し、それを十分駆使していける環境作りのために、皆さんの協力をぜひお願いしたい」

 さて、テープカットの写真の奥に見えるのが、ShowNetのコアとNOC(Network Operation Center)。改めて詳細を報じる予定だが、今年のShowNetは、シスコシステムズやエクストリームネットワークス、ジュニパーネットワークス、ファウンドリーネットワークス、日立製作所といった各社のネットワーク機器を組み合わせて構築されている。

 今年は、NOCの機器がエントランスの真中に置かれており、背面の様子も見えるようになった。心なしかケーブル類もすっきりまとめられている。

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 またShowNetの運用を支えるNOCの隣には、今年初の試みとなるSOC(Security Operation Center)が設けられた。こちらもShowNet同様、普段は競合相手となる各社から提供された複数のセキュリティ関連製品が一緒に動作している。

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 具体的にはノキアのIPシリーズのほか、ラピッドストリーム/ネットスクリーンなどのファイアウォール製品、さらにインターネット セキュリティ システムズやリコース・テクノロジーズのIDS(不正侵入検知システム)が設置された。さらに、おとりとなって攻撃者を誘い込むハニーポッドまで用意されている。

 一部は通路側に向けられたモニタ画面から、現在の状況を確認できるようになっているので、セキュリティに関心を持つ方は、一見をお勧めする(私がざっとIDSのモニタを見たところ、早速ポートスキャンが幾つか報告されていたようだ)。

関連リンク
▼NetWorld+Interop 2002 Tokyo オフィシャルサイト

[高橋睦美,ITmedia]