エンタープライズ:ニュース 2002/07/03 15:50:00 更新


Keynote速報:「今後10年間にこれまで以上の変化がおきる」とCAのクマーCEO

N+I 2002 Tokyo展示会初日の基調講演に米CAのサンジェイ・クマーCEOが登場。「明日のテクノロジーが果たすもの」と題した講演で、「今後10年間に、これまでの変化が小さなものに思えるほど大きな変化がおきるだろう」と話した。

 NetWorld+Interop 2002 Tokyo展示会の初日となる7月3日、オープニングの基調講演に米コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル(CA)の社長兼CEO(最高経営責任者)、サンジェイ・クマー氏が登場。1200席の会場は、午前中のセッションにも関わらず満員の来場者で埋め尽くされた。

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CAのサンジェイ・クマーCEO

 2000年8月にCAのCEOに就任後、初来日となるクマー氏は、「明日のテクノロジーが果たすもの」と題した講演で、「これまでの25年間、コンピューティング環境は目覚しい変革を遂げてきたが、いま大きな変革がおきようとしている」と言う。

「その中でも最も大きな変化が期待できるのがモーバイルとワイヤレス分野だ」(クマー氏)

 モーバイルとワイヤレスの分野では、アジア市場が重要な役割となるという。これまで、新しい技術を作り出すのは、欧米だったが、現在ではアジアで技術を作り出し、欧米はそれをビジネスに活用する側になってきたという。「アジアはユニークな市場であり、特に日本市場は重要だ」とクマー氏。

 しかし、モーバイルやワイヤレスの分野には、ネットワーク環境やセキュリティ、情報の統合、管理・運用など、まだまだ解決すべき問題も多い。CAでは、インフラ管理の「Unicenter」やセキュリティの「eTrust」、ストレージ管理の「Brightstor」をはじめ、xSP向けのソリューションである「iCan Provider Suite」などにより、これらの問題を解決していく。「特にパートナーとの協力は重要」とクマー氏は言う。

 同氏は、「今後10年間に、これまでの変化が小さなものに思えるほど大きな変化がおきるだろう」と締めくくった。(Keynote詳報へ)

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▼コンピュータ・アソシエイツ

[山下竜大,ITmedia]