エンタープライズ:ニュース 2002/07/03 23:34:00 更新


日本NA、Sniffer製品群を統括する新製品「Sniffer Resource Manager Appliance」発表

NACは7月3日、ネットワークモニタリングおよび障害解析ツールであるSniffer製品群を統括するための新しい統合管理システム製品「Sniffer Resource Manager Appliance」の出荷を開始した。同発表は、同日より開催されている「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」の会場で行われたもの。

 日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は7月3日、ネットワークモニタリングおよび障害解析ツールであるSniffer製品群を統括するための新しい統合管理システム製品「Sniffer Resource Manager Appliance」および「Sniffer Distributed」の情報をWebブラウザで表示するための新機能「Web Console」の出荷を開始した。同発表は、同日より幕張メッセで展示会が開催されている「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」の会場で行われたもの。

 Sniffer Resource Manager Applianceは、次世代企業ネットワーク管理を目的とした、同社のSnifferソリューションの新コンセプトである「Sniffer Enterprise Management Architecture」を構成する新製品。Sniffer Enterprise Management Architectureは、Sniffer Resource Manager Appliance、Sniffer Distributedおよびレポーティングツールの「Sniffer Watch」の3つのコンポーネントで構成される。

 同アーキテクチャを利用することで、ゼロ・ネットワークダウンタイムの実現だけでなく、サービスレベルの向上や問題の早期発見・早期解決、投資効果の最大化と管理コストの削減などが実現できるという。また、企業ネットワーク管理ソリューションをポイントソリューションからトータルソリューションに拡張できるほか、将来の拡張に対しても柔軟なソリューション提供が可能という。

 Sniffer Resource Manager Applianceの価格は412万5000円。NACでは、2002年度に40億円、2003年度に60億円の売り上げを見込んでいる。

 新製品の発表にあたりNACの代表取締役社長、加藤孝博氏は、同社の現状について紹介。同社は現在、アンチウイルス市場で約6億ドル、ネットワークモニタリング市場で約3億〜4億ドル、ヘルプディスク市場で約1億ドルの合計10億ドルの売り上げがあるという。中でも日本市場は好調で、ワールドワイドの10%のシェアとなる120億円の売り上げを実現したとしている。

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[山下竜大,ITmedia]