エンタープライズ:ニュース 2002/07/03 17:51:00 更新


シスコ、2つのソリューション発表でメトロ分野を拡充

 シスコシステムズは、イーサネットによる広帯域なメトロネットワークを実現する2つのソリューションを発表した。

 シスコシステムズは7月3日、イーサネットによる広帯域なメトロネットワークを実現する2つのソリューションを発表した。

 今回発表されたのは、Cisco EFM(Ethernet in the First Mile)ソリューションと、Cisco CWDM GBICソリューション。Cisco EFMはメトロエリアネットワークの超高速アクセス向けで、Cisco CWDM GBICが企業向けキャンパスネットワークやメトロエリアネットワークのアクセスおよびコア向けとなる。

 Cisco EFMは、ユーザーアクセス部分に1Gbpsの帯域を提供するとともに、QoS機能を利用して速度制限を設けることで、サービスメニューを増やすことができるソリューション。1Gbps対応光コンバータ「Cisco ONT 1031」、それを集中管理するための「Cisco Ethernet Subscriber Solution Engine」(Cisco ESSE)、加入者を集約するための「Cisco Catalyst 4000」ファミリ用48ポート1000Base-LXモジュールから構成される。

 240台のCisco ONT 1031、1台のCisco ESSE、1台のエンジン・電源を含むCisco Catalyst 4006、5枚の48ポート1000Base-LXカードを組み合わせた場合の参考価格は8023万円より。Cisco ONT 1031とCisco ESSEは、8月1日より出荷する。

 Cisco CWDM GBICは、Catalyst6500シリーズをはじめとするCisco Catalyst LAN Switchファミリに対応し、1本のダークファイバ上で最大8Gbps、最大100Kmまでの長距離通信を可能にするソリューション。ポイント・ツー・ポイントだけでなく、リングトポロジーもサポートする。

 こちらのソリューションは、Cisco Catalystファミリに搭載し、波長に応じて8種類のGBICを提供する「Cisco CWDM GBIC」と、それを多重化して波長を追加/削除する「Cisco CWDM OADM」から構成される。電源供給や設定を必要とせず、プラグアンドプレイで容易な導入・運用を可能にするという。

 Cisco CWDMソリューションは、8波多重した場合のCisco CWDM GBICとCisco CWDM OADMの構成で、1拠点あたりの参考価格は1196万2000円より。7月1日より販売が開始されている。

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[ITmedia]