エンタープライズ:ニュース 2002/07/23 16:02:00 更新


沖電気、CRMとCTIを連携させるインタフェースを発表

沖電気工業が、CRMとCTIを連携させるコールセンターソリューション用インタフェース「OKI CTstage interface for SAP」を発表した。

 沖電気工業は7月23日、オープンCTI(コンピュータ・テレフォニー統合)製品である「CTstage」と、SAPジャパンのCRMアプリケーション「SAP CRM」を連動させるインタフェース「OKI CTstageR interface for SAP」を開発したことを発表した。

 沖電気は、2001年7月にコールセンター技術を中核としたCRM事業でSAPジャパンと包括提携して以来、SAP CRMとCTstageを連携させたスターターパックの期間限定販売など、CRMとCTIを融合したソリューション提供してきた。

 今回発表された「OKI CTstage interface for SAP」は、UnPBXタイプのCTIソリューションをCRMと連携させるインタフェースとして日本で初めて、SAPグループのソフトウェアパートナー認定を取得。SAPが公開する、SAP R/3と連動するCTIのための標準インタフェース「SAPphone」に準拠し、CTstageのサーバに搭載される。SAP CRMサーバ上のSAPphoneインタフェースにLAN経由で接続され、オペレータに均等に着信を配分する「ACD(Automatic Call Distributor)機能」、音声応答装置「IVR(Interactive Voice Response)機能」といった通信機能をSAP CRMと連動させることを可能にする。

 CTstageの最新機種「CTstage 4i」で新たに機能拡張されたVoIPや大規模・分散コールセンターなどもサポートしている。

 沖電気では、製造業を中心とした100席以下の中小規模のコールセンター市場からビジネスを展開し、順次大規模コールセンター市場へも拡大していく計画だ。

 価格は600万円から。8月1日より出荷を開始する。発売開始から2年間で20ユーザー獲得を目指す。

 なお、沖電気は、7月24〜25日に開催される「SAPPHIRE '02 TOKYO」において、SAPパートナーの1社であるアイ・ティ・フロンティアと共同で、同コールセンターソリューションを使ったデモンストレーションを行う。

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[ITmedia]