エンタープライズ:ニュース 2002/08/21 21:02:00 更新


テリロジー、間もなくOdyssey日本語版を投入へ

米ファンク・ソフトウェアの国内パートナーであるテリロジーは、8月下旬から9月にかけて、802.1x対応のソフトウェア「Odyssey」の日本語版を市場に投入する見込みだ。

 米ファンク・ソフトウェアの国内パートナーであるテリロジーでは、8月下旬から9月にかけて、802.1x認証を実現するソフトウェアソリューション、「Odyssey」の国内販売を開始する予定だ。

 英語版の「Odyssey 1.0」ならば提供可能な状態だが、現在、1.1をベースにした日本語版の開発が進んでおり、これが8月中から9月をめどに投入される見込みという。ただし日本語化の対象はクライアントであり、サーバ版については当面、英語版のままで提供していく方針だ。

「無線LANを導入した事業者や官公庁、自治体は多いが、最近になってそのセキュリティが問われるようになった。そこで慌てて“このままでは使えない。今すぐソリューションが必要だ”という声が増えている」と、テリロジー・テレコム営業本部の亀山商太郎氏は述べている。

 テリロジーでは問い合わせに応え、評価版の提供を開始しているが、1日あたり20〜40件という数のダウンロードがあったという。切実な状況を背景に、ほぼ導入を決定している自治体もあるということだ。

 同社はOdyssey日本語版投入を機に、市場の拡大に努めるほか、無線LANクライアントやアクセスポイント製品へのバンドル戦略も検討していくという。

 Odysseyの価格はオープンプライスといい、別途サポート用のライセンスが提供される。テリロジーでは、PKI専業の企業と連携し、電子証明書の発行・運用をサポートするサービスを検討していくほか、より広いセキュリティソリューションの展開も視野に入れている。

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[ITmedia]