エンタープライズ:ニュース | 2002/09/19 16:38:00 更新 |
サン、Liberty仕様準拠のJavaコードを無償提供
サンが「SunNetwork」カンファレンスで、Liberty Alliance Ver.1.0仕様に準拠したオープンソースのJavaコードを発表した。アイデンティティ管理サーバ間で相互運用性を実現するアプリケーションを構築し、テストしたい開発者向けだ。
サン・マイクロシステムズは9月18日、サンフランシスコの「SunNetwork 2002 Conference」でLiberty Alliance Ver.1.0仕様に準拠したオープンソースのJavaコードが提供可能になったことを明らかにした。「Sun Interoperability Prototype based on the Liberty Alliance Specification」(IPL)と呼ばれる今回のプロトタイプは、アイデンティティ管理サーバ間で相互運用性を実現するアプリケーションを構築し、テストしたい開発者向けだ。
サンは国内でも7月に、ネットワーク上のアイデンティティを管理するミドルウェア「Sun ONE Identity Server 5.1」を発表している。米国で10月、国内では年内にリリースが予定されている次期バージョンの6.0では、Liberty仕様に準拠し、ユーザーの属性情報をXMLで交換し合う「連盟サービス」が追加される。
今回Webからダウンロードが可能になったプロトタイプを使えば、連盟サービスを実現するアプリケーションをいち早く体験することができる。また、Liberty仕様に準拠したバージョン6.0のアーリーアクセス版が既にリリースされており、それへの移行もスムーズになる。
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SunNetwork 2002 Conference レポート
[浅井英二,ITmedia]