エンタープライズ:ニュース 2002/10/02 14:41:00 更新


日本IBM、ブレードサーバ新製品を発表してブレードサーバ市場に本格参入

日本IBMはブレードサーバ新製品「eServer BladeCenter HS20」とその格納装置「eServer BladeCenter」および管理ソフトウェアを発表し、ブレードサーバ市場に本格的に参入する。

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月2日、ブレードサーバ製品として、高密度サーバー「eServer BladeCenter HS20」と、同製品を最大14枚格納可能な格納装置「eServer BladeCenter」を発表した。また同時に、システム管理ソフトウェア「IBM Director」の最新バージョン4.1も発表した。

 BladeCenter HS20は、現行の一般的な1UサイズのIAサーバの約2倍の密度で構成された製品。Xeon/2.4GHzを2個搭載できるほか、最大4Gバイトのメモリ対応、ギガビットイーサーネットの標準装備、オプションのUltra320 SCSI HDDのサポートなどを実現している。また、オプションのファイバーチャネルのサポートによりSAN による大容量ストレージが利用可能なのも大きな特徴。

 BladeCenterは、7Uサイズのラック型格納装置で、最大14枚のBladeCenter HS20を収納できる。業界標準の42Uサイズラックであれば、BladeCenter自体を最大6台まで格納でき、合計84枚のブレードを1ラックに収納可能。1台のコンソールで14枚までのブレードサーバーを管理し、故障時などにサーバーの電源を入れたままユニットを交換できるホットスワップ機能に対応。また、オプションとしてイーサーネットおよびファイーバーチャネルのスイッチ、および電源を提供する。

 価格は、BladeCenter HS20が40万円、BladeCenterが78万円で、12月13日より出荷される予定だ。

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[ITmedia]