エンタープライズ:ニュース 2002/10/10 23:06:00 更新


ノーテル、毎秒約2000セッションの処理が可能なSSLアクセラレータを発表

ノーテルネットワークスは、従来機種に比べ約3倍の高速化を実現したSSLアクセラレータ、「Alteon SSL410」を発表した。

 ノーテルネットワークスは10月10日、Secure Socket Layer(SSL)処理を高速化するSSLアクセラレータの新製品「Alteon SSL410」を発表した。

 SSLはWebによる安全なトランザクションには欠かせない技術だが、サーバにとっては負荷が高く、リソースを大きく消費し、パフォーマンスに悪影響を与える難しい存在だ。SSLアクセラレータは、その処理を専門に引き受けることで、ネットワークのボトルネックを解消する製品である。

 Alteon SSL410は、従来製品に比べ約3倍の高速化を実現し、毎秒約2000件のSSLセッション処理を実現する。また、独自技術「Lightweight encryption」や「Session key reuse」によって、クライアントとアクセラレータの間ではなく、エンドツーエンドの暗号化処理を実現するという。

 またAlteonシリーズの強みを踏襲しており、セッション情報保持機能をはじめとするレイヤ4-7の制御処理によって、サーバの負荷分散が可能だ。最大255装置までを1台の装置として運用できるクラスタリング機能も搭載している。

 ノーテルネットワークスによると、従来よりAlteon SSL Acceleratorを採用してきたNTTソフトウェアが、Alteon SSL410の評価導入を決定しているという。同製品の価格は512万4000円からで、10月15日より代理店を通じて出荷が開始される。

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[ITmedia]