エンタープライズ:ニュース 2002/10/16 22:36:00 更新


アマノ、10月21日より時刻認証サービスを本格的にスタート

アマノは10月21日より、アドビシステムズのPDF文書を対象とした時刻認証サービス、「e-timing EVIDENCE」を本格的に開始する。

 アマノは10月21日より、アドビシステムズのPDF文書に対し「存在証明」と「完全性証明」を行う時刻認証サービス「e-timing EVIDENCE」を開始する。

 このサービスは、アマノが2001年1月より運用している時刻認証局「アマノタイミングセンター」を基盤としたもの。ここから送信された時刻情報(デジタルタイムスタンプ)をPDF文書ファイル内に埋め込むサービスと、埋め込まれたデジタルタイムスタンプを検証するサービスの2つから成り立っている。

 前者ではある時刻にそのデータが存在していたことを、また後者では、その時刻から検証を行うまでの間に、該当データに改ざんが加えられていないことを証明できる。これにより、財務情報や取引関連文書、技術資料といった、改ざんが許されない文書データに対する真正性を証明することができる。

 時刻認証サービスの利用には、「Adobe Acrobat 5.0日本語版」のプラグインソフトとなる「e-timing EVIDENCE for Adobe Acrobat」が必要だ。価格は9800円だが、いったんこれを導入すれば、時刻情報の埋め込みは1文書当たり200円で、またデジタルスタンプの検証は無料で利用できる。顧客側で電子証明書を取得する必要はない。

また、検証のみが可能な「e-timing EVIDENCE Verifier for Adobe Acrobat」は、アマノのWebサイトで無償でダウンロードできる。11月中には、Acrobat/Acrobat Readerがなくとも検証作業を行える専用ソフトも公開される予定だ。

関連リンク
▼アマノ(e-timing EVIDENCE)

[ITmedia]