エンタープライズ:ニュース 2002/10/22 22:07:00 更新


米アドビシステムズ、PDFファイル関連サーバ製品2種を発表

米アドビシステムズは、PDFファイル関連サーバ製品として、「Adobe Document Server」および「Adobe Document Server for Reader Extensions」を発表した。

 米アドビシステムズは10月21日、PDFファイル関連サーバ製品として、「Adobe Document Server」および「Adobe Document Server for Reader Extensions」を発表した。

 Adobe Document Serverは、カスタマイズされたPDFファイルおよびフォームを自動生成できるソフトウェア。オープンなアーキテクチャに基づいて構築されているため、ERP、CRM、CMS、文書管理システム、データベースなどの既存バックエンドシステムと簡単に統合できるという。価格は、1CPU当たり2万ドルからで、米国では本年末までに提供開始の予定。なお、日本市場投入は、2003年第1四半期の予定。

 Adobe Document Server for Reader Extensionsは、電子フォーム処理を完全自動化し、紙ベースのワークフローへの依存度を低減することが可能なサーバベースのソフトウェア。個別の機能を付与したPDFフォームやファイルを作成でき、「Adobe Acrobat Reader 5.1」ユーザーが付加機能を利用できるようになる。付加機能には、注釈ツールや電子署名に加え、オフラインで入力作業を完了するためのフォームおよびフォーム内データの保存、送信、アーカイブ化などが含まれる。また、入力が完了したXML形式のPDFフォームとフォーム内データは、データベースなどのバックエンドシステムに統合できるという。価格は7万5000ドルからで、米国では本年末までに提供が開始される。なお、日本市場投入は、2003年第1四半期に日本市場の予定。

 また、同製品の発表に併せて、Adobe Acrobat Reader 5.1英語版の無償ダウンロード提供が開始された。対応OSは、Windows 98SE/Me/NT4.0/2000/XP、およびMac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1以降。日本語版は、11月5日から無償ダウンロードが提供される予定だ。

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[ITmedia]