エンタープライズ:ニュース 2002/11/12 22:41:00 更新


ジュニパーのJUNOSがOSPFv3に対応、JGNが「M20」を採用

ジュニパーネットワークスは11月12日、研究開発用の高速通信ネットワーク「JGN(Japan Gigabit Network)」に、同社のバックボーン向けルータ「M20」が採用されたことを発表した。

 ジュニパーネットワークスは11月12日、IPv6技術が評価され、同社のバックボーン向けルータ「M20」が「JGN(Japan Gigabit Network)」に採用されたことを明らかにした。JGNは、通信・放送機構が全国に張り巡らせている研究開発用の高速通信ネットワーク。

 M20が導入されたのは、通信・放送機構の研究センターの1つであり、IPv6の研究に注力している岡山IPv6システム検証評価センターだ。M20がIPv4とIPv6を同時に処理する相互運用性や信頼性を備えているだけでなく、IPv4とIPv6の両環境において、パフォーマンスをはじめとする性能差がないことなどが評価されたという。

 さらに、同社ルータ「Mシリーズ」の基盤となる専用OSの新バージョン、「JUNOSバージョン5.5」では、OSPFv3がサポートされた。OSPFv3では、IPv6アドレスのサイズおよび情報に合わせた修正が施されている。これにより、IPv4だけでなくIPv6においても、複数のサービスプロバイダーにまたがるような大規模ネットワークの運用が可能となる。

関連リンク
▼ジュニパーネットワークス
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[ITmedia]