エンタープライズ:ニュース 2002/11/22 18:47:00 更新


インテルとロスアラモス国立原子力研究所、128ノードのInfiniBandクラスタを構築

米インテルは、米ボルチモアで開催中のイベント「Supercomputing 2002」において、米ロスアラモス国立原子力研究所に最新のI/Oアーキテクチャ「InfiniBand」によるクラスタのテストベッドを構築したことを明らかにした。

 米インテルは11月21日、米ボルチモアで開催中のイベント「Supercomputing 2002」において、最新のI/Oアーキテクチャ「InfiniBand」を利用したクラスタのテストベッドを構築したと発表した。

 発表されたのは、米ロスアラモス国立原子力研究所に設置された128ノードクラスタで、InfiniBandホストチャンネル・アダプタと2個のXeonプロセッサを搭載した、米プロマイクロシステムズのシステム上で稼働している。OSにはLinuxを採用した。

 同テストベッドは、InfiniBandソフトウェアスタックの検証とハードウェアテストを目的に構築された。今後、プロトコルのリサーチと開発にも利用する予定としている。

 InfiniBandアーキテクチャは、最新のI/O標準相互接続技術で、低価格でハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のクラスタ性能の向上できるものとされている。また、サーバ間接続を簡素化、高速化できるので、リモートストレージやネットワーク機器などサーバとの接続にも活用できる。

 2000年10月に仕様1.0が策定されており、同アーキテクチャに基づいた製品は来年の早い時期に投入される予定だという。インテルは「InfiniBand Trade Association」の創設企業の1社となっている。

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[ITmedia]