エンタープライズ:ニュース 2002/11/28 16:04:00 更新


ソフトフロント、PDA上でIP電話を実現する「KISARA Mobileソリューション」を発売

ソフトフロントは、Windows CE搭載のPDAを用いてIP電話システムを構築できる「KISARA Mobileソリューション」の提供を開始した

 ソフトフロントは11月27日、PDAを活用したIP電話システムを構築できる「KISARA Mobileソリューション」の提供を開始した。

 KISARA Mobileソリューションを活用すれば、街頭や企業内の無線LAN環境において、PDAを用いてIP電話による通話を行える。「050」から始まるIP電話専用番号を割り当てれば、公衆網からの着信も可能だ。

 KISARA Mobileソリューションは、Windows CE搭載のPDAで利用できるクライアントソフトウェア「KISARAソフトフォン for PDA」と、SIP対応のリアルタイムコミュニケーションサーバ、「KISARAアプリケーションサーバー」などから構成されている。このPDAクライアントソフトは、同社のPC用ソフトフォンの技術をベースとしたもの。通話機能のほかアドレス帳機能などを備えており、今後テキストチャット機能や通話履歴機能などが加わる予定だ。

 同社では、ルートサービスや外出の多い営業担当にPDAを持たせて迅速な連絡を行うといった、ビジネスユースでの導入を見込むほか、地図サービスとの連携などによるパーソナルな領域での活用も想定している。価格は680万円からで、無線LAN事業者やルータ/PDAメーカーなどに向けて販売していく。

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[ITmedia]