エンタープライズ:ニュース 2002/12/02 16:58:00 更新


デル、マイクロソフトと協力し、中堅・中小企業向けのソリューションパッケージを提供

デルは、「デル・テクノロジー・コンサルティング」(DTC)による中堅・中小企業向けのソリューションパッケージ「Information Worker Solution Value Package」を発表した。これまでDTCは大企業向けのコンサルティングサービスを中心に提供してきたが、今回から提供範囲を中堅・中小企業までに広げる。

 デルコンピュータ(デル)は12月2日、同社のコンサルティング事業部「デル・テクノロジー・コンサルティング」(DTC)による中堅・中小企業向けのソリューションパッケージ「Information Worker Solution Value Package」を発表した。

 同パッケージは、DTCによる導入支援コンサルティングの下、デルのサーバ製品「PowerEdge 1600SC」と、マイクロソフトのソフトウェアを一括して提供するもの。中堅・中小企業からのニーズが高い「グループウェア」と「セキュリティ」の2種類のソリューションを提供する。

 グループウェアソリューションでは、Webベースの共同作業を実現する「Microsoft Group Board 2.0」をPowerEdge 1600SCにインストールして提供する。セキュリティソリューションでは、ファイルサーバソフトとトレンドマイクロのウィルス対策ソフト 「Server Protect」をインストールして提供する。

 導入にあたっては、DTCがニーズをヒアリングし、サーバのサイジングなどのシステムを設計。その情報を元に、顧客の用途に合った環境設定済みのサーバを納入する。導入後は、ハードウェアの24時間年中無休の電話テクニカルサポート、1年間のオンサイト保守、ソフトウェアの運用に関するインシデントサポートなどの保守サービスを行う。また、デルのエンジニアが現地で環境設定を行うサービスをオプションで提供する。

 同社は、同ソリューションパッケージにより、専任のIT担当者がいない中堅・中小企業でも面倒な作業を行わず、容易に導入できると説明している。

 グループウェアソリューションは、最少構成価格59万8000円から、セキュリティソリューションは47万8000円からとなっている。

 これまでDTCは大企業向けのコンサルティングサービスを中心に提供してきたが、今回から提供範囲を中堅・中小企業までに広げる。

関連リンク
▼デルコンピュータ

[ITmedia]