エンタープライズ:コラム | 2002/12/03 18:54:00 更新 |
「XP」とオープンソースのいい関係?
直訳すれば「極限のプログラミング」とでもいいましょうか、「ExtremeXtreme Programming」がじわじわと流行り始めているようです。XP関係のホームページを見てみると、オープンソースソフトウェアの開発モデルに親和性の高そうなものが見受けられました。
早いものでもう師走ですね。今年は年末年始が9連休もあるおかげで、システム屋さんは仕事が前倒しになって大変なのではないでしょうか? 風邪も流行り始めているみたいですので、体調維持には気をつけたいですね。
さて、先週はXPな人から色々と話を聞く機会を得ました。XPと言ってもWindows XPではなく「ExtremeXtreme Programming」、直訳すれば「極限のプログラミング」とでもいいましょうか。じわじわと流行り始めているようですね。私自身は職業的プログラマー挫折組ですが、実際にどのようなメリットがあるのか、などという話を聞いていると思わずまたプログラマーやりたいなあ、なんて思わせてくれるところがあります。
Googleで調べてXP関係のホームページを見てみると、「12のプラクティス」というのがあるそうで、その中でオープンソースソフトウェアの開発モデルに親和性の高そうなものがいくつか見受けられました。具体的に挙げてみると以下のものです。
- Small Releases
- Simple Design
- Collective Ownership
- On-Site Customer
- Continuous Integration
- Coding Standards
以上はXP FAQを参照させていただきました。
しかし、極めつけは「40-Hour Week」!。1週間に40時間以上仕事をしてはいけないのだそうです。この感覚、大事ですよね。現実的には無理ですが・・・
聞いた話では、私が注目している「Zope」もXP的に開発されているとか。XPの手法が、今後どのようにシステム開発の現場で普及していくかはもちろんのこと、そこから生まれてくる素晴らしいオープンソースソフトウェアがあるのではないだろうかと考えてみると、なかなか楽しいですね。
プログラマーの皆さん、まだXPについて調べてないのだとしたら、この年末にでも1冊、XP関連の本を読んでみるといいかもしれませんね。
この件、本コラムへのご意見メールがきっかけでお話を伺う機会を得ました。ご意見ご希望、随時募集中です。お気軽にメールください。
ところで、先日書きましたHyper Threadingですが、なんとかHTがオンになったPentium 4 3.06GHzのマシンを入手することができました。
仕事の都合上、Windows 2000 Server+IISという組み合わせでしかテストしていないのですが、同じ処理をさせた場合「パフォーマンス」などのツールではCPUの平均使用率を見てみると、Hyper Threadingがオンの状態の方が若干CPU使用率が低い、という結果を得られました。これをどう解釈していくべきかはもう少し試してみないと分からないのでなかなか難しいところですが、HTの効果は出ているということなのでしょうかね。
大原氏の記事によると、Linuxで動作させるのはやや大変のようですが、時間が許せばLinuxもインストールしていじってみようかと思います。
[宮原 徹,びぎねっと]