エンタープライズ:ニュース 2002/12/04 20:31:00 更新


日本HP、インフラストラクチャコンセプトと、大規模データセンターシステムを発表

日本HPは、インフラストラクチャコンセプト「hp Adaptive Infrastructure」と、同コンセプトを具体化する「hp Utility Data Center」を発表した。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月4日、インフラストラクチャコンセプト「hp Adaptive Infrastructure(アダプティブ・インフラストラクチャ)」を発表した。また同時に、同コンセプトを具体化する、大規模データセンターシステム「hp Utility Data Center(ユーティリティ・データ・センタ)」を発表した。

 hp Adaptive Infrastructureは、顧客がリソースを意識することなく、必要とするサービスを必要な時に必要なだけ利用できる「Service Centric Computing(サービス・セントリック・コンピューティング)」を実現するために、同社が提案する大規模コンピューティングインフラストラクチャ。管理プラットフォームと、サーバ/ストレージ群から構成される。

 同社は、このコンセプトにより、ビジネスアジリティへの柔軟な対応、サービス品質の向上、総所有コストの大幅な削減を目指すという。

 hp Utility Data Centerは、モジュール式のアーキテクチャを採用し、複数のハードウェアベンダのコンポーネントおよびhp-ux、Windows、Linux、Solarisの各OS、HPおよびEMC製のストレージコンポーネントをサポートする。サーバ、ネットワーク、ストレージの機器をすべて仮想化することで、システム管理者は、システムの再構築、準備された機器の新規追加、機器設定の変更を容易に行えるという。価格は、ハードウェア構成価格が3億2000万円から。別途、「hpプロフェッショナルサービス」の費用が必要となる。

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[ITmedia]