エンタープライズ:コラム | 2002/12/11 11:00:00 更新 |
Linux Column:地方も盛り上がるオープンソース
先週は大阪で「関西オープンソース+フリーウェア」というイベントに参加してきました。大きなテーマは「自治体でのオープンソースの利用」や「オープンソースによるデスクトップ環境」といったところ。先日シンポジウムに参加した北海道の伊達市もそうですが、地方では自治体からのオープンソースへの注目が強いのでしょうね。
先週は大阪で「関西オープンソース+フリーウェア」というイベントに参加してきました。予定の調整に失敗して、初日の6日は参加できず、2日目の7日のみの参加。といっても、金曜日の夕方に東京での仕事を終わらせてそのまま新幹線に飛び乗り、夜の懇親会に少しだけ参加したのですが。私はビールの匂いがするところには必ず参上するのです。
実は、この懇親会に私の会社であるびぎねっとが「Free Beer Sponsor」として30リットルの樽ビールを寄付していて、これがどうしても飲みたかった。なんとかギリギリ残っていて味わえましたが、実に美味しかった。会自体も80人近い参加者の集う大盛会でした。
さて、イベントの様子なのですが、2つのセミナー会場と展示会場、展示会場内のステージとなかなかの盛りだくさんの内容で、とても手作りのイベントとは思えませんでした。実は私も実行委員会に名前を連ねていたのですが、基本的にボランティアでの運営です。
ステージで講演する日本Sambaユーザ会 たかはしもとのぶ氏
今回のイベント内での大きなテーマは「自治体でのオープンソースの利用」や「オープンソースによるデスクトップ環境」といったところだったようです。私が先日シンポジウムに参加した北海道の伊達市もそうですが、地方では自治体からのオープンソースへの注目が強いのでしょうね。まだ具体的なカタチというのは見つけられていないのではないかと思うのですが、それでも参加者の熱意みたいなものは感じられました。
何よりもこのようなイベントに参加している人が楽しんでいる雰囲気がいいですね。東京で行われているショー・イベントは確かにたくさんの人が参加しますが、やはり「視察」というような雰囲気があります。そういう意味で、今回のイベントは手作りだってこれだけ盛り上がれるといういい証拠になったと思います。
しいて次回への期待の点を上げると、もっとセミナー講師に地元の人がいたらよかったなあと。私自身も最終的には講師としてお話させていただいておいて言うのもなんですが、やはり地元の講師をもっと多めにしてもらった方がいいかなと感じました。
イベントを開くのに、何か決まりがあるわけでもありません。特にオープンソースは、それをそういった場で見せることについて何ら制限があるわけでもなく、だれでも自由に情報を発信できるのがよいところなわけですから、他の地域の人もどんどん、規模が小さくてもいいから皆が集まれるイベントを開催してもらえればと思います。そこからきっと何かが生まれますよ。
開催方法がよく分からない?そんな時には、私にお気軽にご相談ください。ちゃ〜んとアドバイスしますから。
来年は、地方から、どんどんオープンソースを盛り上げていく年になるといいですね。
[宮原 徹,びぎねっと]