エンタープライズ:ニュース 2002/12/12 18:38:00 更新


富士通SSL、独自ツールを活用しセキュリティコンサルティングサービスを強化

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、独自のリスク分析/対策立案ツール「RACONTIS」を活用し、「BS7799/ISMS適合性評価制度認証取得コンサルティングサービス」の内容を強化する

 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は12月16日より、情報セキュリティ標準に関する認証取得を支援する「BS7799/ISMS適合性評価制度認証取得コンサルティングサービス」の内容を強化して提供する。

 富士通SSLでは1998年から「情報セキュリティコンサルティングサービス」を提供。さらに2000年には、情報セキュリティに関する国際標準であるBS7799と、その国内規格である「ISMS適合性評価制度」に対応した「BS7799/ISMS適合性評価制度認証取得コンサルティングサービス」を開始し、リスク分析から対策方針の決定にいたるまでをサポートしている。

 同社はこのたび、これまでのコンサルティング実績やノウハウ、顧客からの要望などに基づいて、独自のリスク分析/対策立案ツール「RACONTIS」を開発。これを活用してのサービスを開始する。

 RACONTISを利用することで、担当者に専門的な知識がなくとも、従来は3カ月から半年の期間を要していたリスク分析から対策方針決定までのプロセスを効率化し、その2分の1から3分の1の期間で実現できるようになるという。これはまた、情報システム環境の変化や規格の変更、新たな脅威の発生などに応じた見直し作業の際にも有効だ。

 RACONTISを活用した新サービスには、BS7799/ISMS制度に準拠した情報セキュリティ管理システムの構築を支援する「ISMS構築コンサルティングサービス」のほか、「認証取得コンサルティングサービス」と、1999年版BS7799から2002年版への切り替えに対応する「切り替えコンサルティングサービス」がある。料金は個別見積もり。

関連リンク
▼富士通SSL

[ITmedia]