エンタープライズ:ニュース 2003/01/06 21:12:00 更新


日立、米IBMのHDD事業部門の買収に基づく新会社を始動

日立製作所は1月1日、米IBMのハードディスクドライブ(HDD)事業部門の買収にともない、新会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(Hitachi Global Storage Technologies)を設立し、営業活動を開始した。

 日立製作所(日立)は1月6日、米IBMのハードディスクドライブ(HDD)事業部門の買収にともない、新会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(Hitachi Global Storage Technologies)を設立し、1月1日より営業活動を開始したことを明らかにした。

 日立とIBMは2002年6月、総額20億5000万ドルに上るHDD事業部門の買収に関する契約を締結済みだ。両社は詳細を詰めた後、12月末に買収作業を完了している。

 日立グローバルストレージテクノロジーズはこの一連の流れに基づいて設立されたもの。HDDの専業会社として、HDDの開発・生産・販売を進める。従来よりカバーしてきたモバイル端末、PC、サーバなどの情報機器に加え、カーナビゲーションやセットトップボックスをはじめとする情報家電分野向けにも製品を展開していく方針だ。

 新会社の出資比率は日立が70パーセント、IBMが30パーセントだが、2005年末には日立の100パーセント子会社となる予定だ。それに先立つ2003年4月1日には、日立のHDD製造部門であるストレージ事業部を、会社分割法を適用して、新会社の日本法人に統合する。合わせて、欧州・アジアの販売部門を含むすべての製造・販売拠点を新会社に統合する計画だ。

関連リンク
▼日立製作所
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[ITmedia]