エンタープライズ:ニュース | 2003/01/09 20:20:00 更新 |

ネットスプリング、独自のアクセス管理アプライアンス製品「FEREC」を発表
ネットスプリングは、アクセスしてきたユーザーに応じて適切なネットワークリソースをダイナミックに割り当て、管理するためのアプライアンス製品「FEREC」を発表した
ネットスプリングは1月9日、アクセスしてきたユーザーに応じて、ファイルサーバやプリンタ、ルータなどの適切なネットワークリソースをダイナミックに割り当て、管理するためのアプライアンス製品「FEREC」を発表した。
FERECは、Linuxをベースとした「LANアクセス管理システム」。独自のユーザー認証機構にRADIUS認証を組み合わせることで、当該ユーザーがネットワーク内の適切なリソースにアクセスできるようコントロールする。クライアント側に何らかの専用アプリケーションなどを導入する必要はない。また、一連のアクセス状況はFERECの内部ログに保存されるほか、syslog形式でも確認できる。
小規模LANをターゲットとしたコンパクトな「micro FEREC」と、複数階層を束ねるような中規模以上のLAN環境に対応できるラックマウント型の「custom FEREC」の2種類が用意されている。価格はいずれもオープンプライスだが、参考価格はmicro FERECが25万円程度、custom FERECは65万円程度といい、図書館などの公共スペースのほか大学や病院、企業などを対象に販売していく。
ネットスプリングでは今後も、バージョンアップを通じて機能の拡張を図る計画だ。特にcustom FERECについては、SSL認証への対応やIEEE 802.1Q準拠のタグVLANサポート、レイヤ2スイッチと連携してのアクセスコントロールなどが予定されている。
関連リンク
[ITmedia]