エンタープライズ:ニュース | 2003/01/10 14:55:00 更新 |
ITベンダー6社、Webサービス用高信頼メッセージング仕様を公開
富士通、日立製作所、日本電気、米オラクル、米ソニック・ソフトウェア、米サン・マイクロシステムズの6社は、Webサービス向けの高信頼メッセージング標準化をめざして、「Webサービス・リライアビリティ」のドラフト仕様書を公開した。
富士通、日立製作所、日本電気、米オラクル、米ソニック・ソフトウェア、米サン・マイクロシステムズの6社は1月9日、Webサービス向けの高信頼メッセージング標準化をめざして、「Webサービス・リライアビリティ(WS-Reliability)」のドラフト仕様書を各社のWebサイトで公開したと発表した。
WS-Reliabilityとは、Webサービスを提供する際に、オープンで信頼性のあるメッセージングを実現するための標準化をめざした仕様で、メッセージの送達保証、重複防止、順序保証の機能を提供するもの。
これにより、Webサービスにおける信頼性のあるデータ通信基盤インフラの提供が可能になり、Webサービスの適用を加速し、より広範なエンタープライズアプリケーションが提供できるという。
同仕様に盛り込まれた各種機能は、XMLデータ通信に関するプロトコル「SOAP(Simple Object Access Protocol)」の拡張機能として規定されており、様々なシステムが、プラットフォームやベンダーに依存せず、相互通信の信頼性を向上できるとしている。
6社は、WS-Reliabilityのドラフト仕様書を、ロイヤリティフリーの仕様として、近く標準化団体に提案する計画だ。
関連リンク富士通
日立製作所
日本電気
米オラクル・コーポレーション
米ソニック・ソフトウェア・コーポレーション
米サン・マイクロシステムズ
[ITmedia]