エンタープライズ:ニュース 2003/01/15 22:07:00 更新


サポート終了期限を目前に、OS移行作業を支援する「LANDesk Management Suite」

インテルよりスピンオフしたLANDesk Softwareは1月15日、同社の活動方針について説明するとともに新製品を発表した。

「現状の把握から導入、設定変更や運用・障害管理に至るまで、PCクライアントのライクサイクルすべてをサポートできる。それが強みだ」――2002年9月にインテルよりスピンオフしたLANDesk Softwareの代表取締役、井手龍彦氏は、1月15日に行われた記者会見の席でこのように述べた。

 LANDesk Softwareは、LANDesk製品の開発部門であったインテルのソフトウェア製品&サービス事業部を独立企業化した、米ランデスク・ソフトウェアの子会社だ。主力製品は、PCクライアントやサーバの集中管理ソフトウェア「LANDesk Management Suite」やリモートコントロールツール「LANDesk Instant Support Suite」、それにOEM形式で提供される「LANDesk Client Manager」などで、2002年12月より、本格的に企業活動を開始したばかりだ。

 井手氏によると、LANDesk Software独立の目的は3つある。1つは製品および事業領域の選択と集中を図り、パートナー企業との連携を深めていくこと。2つめは、ニーズに応じ、製品のカスタマイズに代表される柔軟な対応を実現すること。そして最も重要なのが、顧客との関係を強め、サポートサービス体制を強化していくことだ。インテルの一部門では対応が難しかった、特定の機能のみを抜き出しての提供や戦略的な価格付けなども検討していくという。

 同社は合わせて、複数の新製品も発表した。いずれも2月中旬より販売される予定だ。

 まず、LANDesk Management Suiteに、OS配布機能が追加された。これまでも同製品は、資産(インベントリ)管理やリモートコントロール、ソフトウェア配布といった機能を提供してきたが、新機能が追加されたバージョン6.6では、OSそのものの配布・導入とその後の設定までを一括して行うことができる。

 企業で利用されているOSの移行やアプリケーションのアップグレードといった作業には、多大なコストと時間を要する。LANDesk Management Suiteは、移行・導入計画の立案からイメージ作成、実際の導入からその後の管理までのプロセスを標準化し、効率よく作業を進められるよう支援するという。

「マイクロソフトはつい先日の2002年12月末に、MS DOSやWindows 95などのサポートを打ち切った。3月31日にはWindows NT 3.5xのサポート終了が予定されている。少なからぬ数の企業が、OSのアップグレードを迫られることになる」(井手氏)。そして、LANDesk Management Suiteは、こうした入れ替え作業に最適だという。

 なお、LANDesk Management Suiteに含まれるイメージ作成ツールがサポートするのはNTFSおよびFATのみだが、Norton GhostやDriveImageといった他社製イメージ作成ツールと連携させることも可能だ。価格は、10クライアント版が19万円から。

 さらに新製品として、イントラネット環境でのリモートコントロールを実現するLANDesk Instant Support Suiteの機能を拡張し、インターネット経由でサポート業務を行える「LANDesk Instant Support Suite Pro」がリリースされた。サポートデスクとユーザーの間にファイアウォールやNATがあっても利用できる。

 この製品では、サポートを受ける側のPCに、あらかじめ専用クライアントをインストールしておく必要はない。クライアントエージェントは、必要なときになってはじめて、Webブラウザ経由でインストールする仕組みだ。SSLベースの暗号化通信で問題解決支援を受けた後は、自動的に削除されるようになっている。価格は、1コンソールあたり62万円だ。

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[高橋睦美,ITmedia]