エンタープライズ:ニュース 2003/01/17 17:08:00 更新


UnitedLinux、通信分野向けキャリアグレードLinuxの提供を発表

Linux業界イニシアティブのUnitedLinuxは、米HP、米IBM、米インテルと共同で通信分野向けの機能を搭載したキャリアグレードLinuxを2003年第1四半期に提供すると発表した。

 米コネクティバ、米エスシーオー(SCO)グループ、独スーゼ、米ターボリナックスの4社が結成するLinux業界イニシアティブ、ユナイテッドリナックス(UnitedLinux)は1月17日、「UnitedLinux V.1.0」で通信キャリア向けアプリケーション開発などを実現する機能を提供すると発表した。

 「OSDL Carrier Grade Linux (CGL) 1.1」の機能を取り込むことで実現する。同機能は、米ヒューレット・パッカード(HP)、米アイ・ビー・エム(IBM)、米インテルの3社と共同してUnitedLinux(開発リードはスーゼ)が開発を進めている。4社はOpenSource Development Labs(OSDL)に参加しており、OSDLのキャリアグレードワーキンググループの技術を取り入れる形となる。

 同機能は、インテルベースのハードウェアで使用できる。同機能を利用することで、通信キャリアは標準ベースのモジュラ型通信プラットフォーム上で新しい製品やサービスの開発、展開が可能になるとしている。

 UnitedLinuxのパートナー4社が、2003年第1四半期にサービスパックとして提供する予定。

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[ITmedia]