エンタープライズ:ニュース 2003/01/27 17:06:00 更新


内田洋行とスカイリー・ネットワークス、無線P2Pを利用したネットワーク事業で提携

内田洋行(次世代ソリューション開発センター)とスカイリー・ネットワークスは1月27日、ワイヤレスP2P技術を利用したネットワーク事業で提携した。

 内田洋行(次世代ソリューション開発センター)とスカイリー・ネットワークスは1月27日、ワイヤレスP2P技術を利用したネットワーク事業で提携した。

 この提携により内田洋行は、共同技術開発を通じて同社製品の機能強化および新ソリューションの提供を図りたい考え。スカイリー・ネットワークスは、それらの製品にP2Pソフトウェア製品群「DECENTRA」を組み込むことで、ライセンス販売の売り上げ増加を図る。

 既に両社は、教育現場、オフィス、博物館、商業施設などでの利用を想定したテストアプリケーション「インフォメーションクリッピング」の開発を始めており、1月末にはデモ版を完成させ、2月3日から商業店舗や教育現場を利用した実証実験を開始する予定としている。

 インフォメーションクリッピングは、電子掲示板やキオスク端末などの表示画面に表示されたコンテンツを手元の携帯端末で取得したり、取得した情報をさらに他へ配信できるシステム。これにより、電子掲示板をはじめとする情報ポータルから利用者が必要に応じて任意のコンテンツを選択入手し、そこで得た情報を口コミ的に周囲に配信・伝播するという、「垂直方向の通信」と「水平方向の通信」を組み合わせた新たな情報伝達手段を容易に提供できるようになるという。

 電子掲示板と携帯端末にはタッチパネルを採用することで、直感的な操作を行えるようにもする。また、ワイヤレスP2Pによる通信を利用するため、サーバ構築や事前のネットワーク設定などが不要となる。

関連リンク
▼内田洋行
▼スカイリー・ネットワークス

[ITmedia]