エンタープライズ:コラム | 2003/02/04 20:44:00 更新 |
Linux Column:懐かしのMIFES
MIFESがLinux版になって帰ってきた。なんだか、久々に地元に帰って同窓会にでも出たような気分だ。10年ほど前の、まだPC-9801全盛の当時、世の中のテキストエディタはMIFESとVZ Editorの2つが勢力争いをしていた。
突然だが、私はMIFES使いだった。10年ほど前の、まだPC-9801全盛の当時、世の中のテキストエディタはMIFESとVZ Editorの2つが勢力争いをしていた(REDとかもあったけど)。
VZはその強力なマクロでカスタマイズバリバリというイメージだったが、MIFESも標準状態での使いやすさや、それなりにマクロも使えるということで人気があった。私はなんとなくVZの空気に馴染めなかったので、MIFESを使っていた。
なんでこんな話をするのかというと、ご存知の通りMIFESがLinux版になって帰ってきたからだ。なんだか、久々に地元に帰って同窓会にでも出たような気分だ。ちなみに私の実家は家から1時間ぐらいで帰れるので、帰省というものをしたことがない。あと、地元で同窓会というのもないな。小学校とか中学校で一緒だった人でここを読んでいる人っているのだろうか。いたらメールください。
話が逸れた。
MIFES for Consoleのページを見に行くと、書いてあることがふるっている。少し引用してみよう。
- Linuxでの作業が増えてきた
- Viがどうも苦手
- DOSの頃のエディタが好き
個人的にはviは「愛好会を作ろう」という話が出てるぐらい好きなので置いておくとして、3番目のフレーズはいいですね。元ライバルのVZのLinux版「XZ for Linux」がベータ版で止まっているのが多少残念なところだったので、ちょっと頑張ってほしいなあと思っています。
特に、何がいいかってコンソールで動くってこと。ほとんどコンソールでしか作業しない私にとって、これはかなり「いいかもしれない」度が高いです。とりあえず日本語変換についてはWindows側でまかなって(場合によっては「ことえり」でもいいかも・・)。
そんなわけで、この原稿もTTSSH+MIFES for Consoleで書いてみた。
まだ使い勝手が分からないところもあるが、少しずつ良くなっていくだろう。果たして製品版がいつ出るのか、価格はいくらになるのか気になるところだが、是非オープンソースにしてほしいなあ、と思うところです。そういえば、ライバルのVZ Editorは製品にソースコードがついていましたよね。商用のオープンソースソフトウェアのはしりと言えなくもないかな。
[宮原 徹,びぎねっと]