エンタープライズ:ニュース 2003/02/07 18:38:00 更新


米マイクロソフト、Windows Server 2003の信頼性強化策を発表

米マイクロソフトは、コンピューティングの信頼性を高めるための「Datacenter High Availability Program」と「Microsoft Reliability Service」(MRS)を発表した。

 米マイクロソフトは2月6日、コンピューティングの信頼性を高めるための「Datacenter High Availability Program」と「Microsoft Reliability Service」(MRS)を発表した。

 Datacenter High Availability Programは、2000年9月に開始されたDatacenterプログラムを活用し、同社OEMパートナーとの協力により作られたもの。「Windows Server 2003 Datacenter Edition」上で稼働する顧客システムの可用性を、99.999%にまで高めようとする狙いだという。

 同プログラムは、柔軟性と信頼性の向上、顧客の市場参入時期の迅速化を目的とした「OEMコンフィグレーションの認定と予備テスト」、OEM、再販業者、システムインテグレータなどのGold Certified Datacenter Service Providerおよびマイクロソフトからサポートを受けられる「サポートセンターの選択肢拡大」、データセンターに特化した24時間365日体制の無休サポートサービスの「High Availability Resolution Queue」の3つの施策からなる。

 MRSは、顧客のデータセンターサーバのイベントデータを収集。データ解析結果を信頼性と可用性に関するレポートにまとめ、提供するサービス。これを利用して、顧客はシステム内ソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントの可用性を評価でき、システム停止の根本原因の特定が可能になるとしている。

 また、「Windows Server 2003」を1000台以上の本番用サーバで1年程度にわたり稼働させた結果、計画外システム停止の主要原因の1つにデバイスドライバの不具合があったという。これに対し、問題のあるドライバの導入を事前に防止し、更新の必要性を顧客に通知する「Windowsドライバー プロテクション」技術のほか、ドライバの問題によってパフォーマンスが低下した場合に、Windows Server 2003をすぐに正常な状態に戻すための「ドライバー ロールバック」技術を付加したことを発表した。

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[ITmedia]